未成年でもアフターピルは必要

心配している女性

女性が妊娠可能となる年齢は最初の排卵が起こる12歳前後からです。
このため思春期にある未成年であっても性行為を行えば妊娠する可能性があります。
さらに未成年の場合には十分に身体が成長していないため低年齢における妊娠は母体に対しても大きなリスクとなりますし、未成年同士の場合には経済的な負担も多くなります。
このため望まない妊娠を避けるためにも避妊は行うことが重要です。

避妊の方法はいくつかありますが、ポピュラーなのはコンドームを使った方法があります。
しかし、コンドームを使った方法は男性側の協力が必要であり、何らかの理由で協力を得られなかったり、また使用中に破けてしまった場合には妊娠するリスクが高まります。
このような性行為の事後のあとに安全に行える避妊方法が、アフターピルです。
アフターピルは妊娠のリスクのある性行為を行ったあとに服用することで妊娠阻止するというもので、仕組みとしては体内の女性ホルモンを分泌させ子宮頸管内に精子が進入しないようにし、さらに子宮内膜を厚くすることで着床を防ぐものです。

アフターピルは、急激にホルモンバランスが変わるため人によっては強い副作用が出ますが、着床によって胎児の成長が始まってから行う中絶よりも身体に与える負担が小さいメリットがあります。
一方で、未成年であってもアフターピルを服用することは可能です。
アフターピルは性行為を行ってから72時間以内に服用する必要があるため、確実な効果を得たい場合には早く行う必要があります。
アフターピルを処方してくれるクリニックは多くありますが、費用に関しては全額自己負担となります。
費用は数万円程度は必要ですが、専門のクリニックであれば検査や内診といった手続きは行わずにアフターピルを手に入れることができ、また未成年者であっても保護者の同意書や同伴といったことは必要なくアフターピルを手に入れることができます。
アフターピルは日本国内では処方箋薬であるためクリニックでしか入手することができません。

未成年が服用するときの注意

未成年に限らずアフターピルには年齢制限がないため生殖可能な年齢であれば処方されます。
副作用のリスクに関しても未成年も大人も変わりありません。
副作用はホルモンバランスの変化に起因するもので、気分が悪くなったり、吐き気や嘔吐など、頭痛やめまい、下腹部の痛み、イライラ、倦怠感やむくみ、出血量の増加や不正出血などがあります。
これらはPMS(月経前症候群)と似たような症状ですが、個人差が大きく発生する場合と発生しない場合があるものです。
なお、これらは時間が経てば収まりますが、成分が十分に体内に取り込まれない時に嘔吐してしまうと十分な効果を得ることができない可能性があります。

また日頃から病気を抱えている場合にはリスクが高くなるため無病でなければならず注意が必要で、健康で無病であることが副作用を避ける上では重要です。
何らかの問題がある場合には医師の診察を受けてからの使用の方が無難です。
思春期の妊娠のリスクは多いですが、望まない妊娠を安全に避ける上ではアフターピルは有益なものです。
なお、アフターピルは緊急避妊薬であり避妊を目的としたものです。

このため普段から妊娠を予防したい場合には低用量のピルを使うのが無難です。
低用量のピルは避妊を避ける以外にも月経困難症や子宮内膜症の予防にも使えますし、生理の調整にも使うことができます。
生理の調整では任意の日にちにずらすことで、生理が来て欲しくない日を人為的に作るものです。
避妊を目的とするピルは健康保険の対象にはなりませんが、子宮内膜症に伴う月経困難症やひどい生理痛などで生活に支障をきたすような機能性月経困難症といった場合には治療用目的の低用量のピルを使うことができます。