アフターピルは不妊の原因ではありません

アフターピルは避妊に失敗した時に使用する薬です。
この薬には多くの間違った情報が出回っているため、誤解しているという人も多いでしょう。
代表的な誤解としてはアフターピルを飲むと不妊になってしまうというものです。

アフターピルは服用することで月経を早めたり、遅らせたりする作用の薬です。
飲むことで不妊を引き起こすといったことはありませんし、必要な時に安心して服用することができます。
そして、服用をやめれば元通り妊娠できるようになります。

アフターピルを服用すると不妊症になると誤解されるようになったのは、高用量ピルの影響かもしれません。
高用量ピルは避妊目的で使用されていた薬ですが、現在ではほとんど使われていません。
配合されている成分の含有量が多く、非常に強い副作用があったということです。
高用量ピルも不妊の原因になることはありませんが、アフターピルの間違った副作用が広まった原因かもしれないと考えられています。

アフターピルは高用量ピルとは異なり、体に過剰な負担がかかってしまうことはありません。
もちろん不妊に繋がるようなことなどもないため、将来的には妊娠を考えているという人でも安心して服用できるということです。
薬によっては吐き気が出ることもありますが、数時間程度で治まるでしょう。

アフターピルは安全な医薬品であり、避妊に失敗した際にはとても便利なものであると言えます。
しかし、服用方法を間違えると体に負担がかかってしまうこともあるので注意しましょう。
正しい方法で服用すれば体への負担や影響を軽減することができます。

まずアフターピルを服用する場合、用法用量をきちんと守ることがポイントです。
低用量ピルなどと比べて成分の含有量が多いため、間違った方法で服用すると体への負担が大きくなってしまうということです。
アフターピルを1日に何度も服用すると体への負担が大きくなってしまうため、摂取は1日1回にしておきましょう。

必要なときはしっかりと服用しましょう

アフターピルは性行為で避妊に失敗した場合、72時間以内に服用すれば妊娠を回避できる緊急避妊薬です。
飲むのをやめれば元通り生理が来ますし、妊娠ができる状態になります。
アフターピルには大量の女性ホルモンが含まれており、人工的に生理を起こすという仕組みです。
避妊の失敗に気づいてすぐに飲めば効果が高くなると言われています。
72時間を過ぎてしまうとほとんど効果が得られませんし、途中で吐いてしまった時も効果がなくなってしまうことがあるので注意しましょう。

妊娠している時にアフターピルを服用したら胎児に影響を与えないか心配になるかもしれません。
この薬は胎児に影響は与えないとされていますが、母体にかなりの負担がかかってしまいます。
女性ホルモンを大量に含んでいるため、妊娠の可能性がある場合は服用する前に妊娠検査薬を使ってみましょう。
ちなみに、アフターピルを飲むと中絶できると考えている人もいますが、妊娠中にアフターピルを飲んでも中絶の効果は一切得られないということです。

アフターピルという薬はそこまで体への負担が大きいわけではありません。
しかし、服用する際には副作用のリスクもあることを知っておきましょう。
副作用としては吐き気や頭痛、倦怠感などといった症状が挙げられます。
このような症状が酷くなった場合、できるだけ早く病院を受診することが大切です。

アフターピルを何度も服用すると避妊率が下がってしまうのではないかと心配している人もいるでしょう。
しかし、これもアフターピルに関する誤解の一つであり、この薬は何度飲んでも効果が下がってしまうことはありません。
もちろん体への負担もありますし、基本的には他の方法と併用して避妊をするのがおすすめです。